沖縄発のバンド「やちむん刺激茄子」のリーダー、奈須重樹を追った感動のドキュメンタリー映画、『一生売れない心の準備はできてるか』がついに公開されます。
1964年、宮崎県で生まれた奈須重樹は、大学進学を機に1982年より沖縄に暮らし、写真家としての活動を経て、1991年に「やちむん」を結成しました。彼の音楽は、一度聴いたら忘れられない魅力に満ちています。奈須重樹は、那覇で流しを中心に日銭を稼ぎながらも、精力的に音楽活動を続けてきました。
このドキュメンタリーでは、奈須重樹の人生や音楽活動に密着し、彼がどのようにして「やちむん刺激茄子」というバンドを築き上げてきたのか、その軌跡が描かれています。彼の楽曲は、沖縄の文化や風土を反映しつつも、普遍的なメッセージを持ち、聴く人々の心に響きます。
特に注目すべきは、2016年に行われた「やちむん刺激茄子」の結成25周年記念ライブです。沖縄最古の映画館「首里劇場」で行われたこのライブは、奈須重樹の天衣無縫なパフォーマンスと、18人編成のビッグバンドによる迫力の演奏で、観客を魅了しました。映画では、このライブの模様や奈須重樹のインタビューを通じて、彼の魅力が余すことなく伝えられています。
『一生売れない心の準備はできてるか』は、奈須重樹のひょうひょうとしたキャラクターと、一方で歌詞に込められた覚悟や意地が交錯する姿を描き出しています。彼の音楽を初めて聴く人も、長年ファンである人も、心に残る感動を映画館で体験してみてください。
初演は2022年に惜しまれながら閉館した沖縄最古の映画館「首里劇場」で行われました。この映画は、その年季の入ったたたずまいも含め、必見です。
『一生売れない心の準備はできてるか』は、奈須重樹の人生と音楽が詰まった感動のドキュメンタリーです。是非、劇場でその魅力を堪能してください。
2022年製作／121分／G／日本
配給：シネマラボ突貫⼩僧
劇場公開日：2024年4月26日
