殺し屋女子2人組のモラトリアムな日常とハードなアクションのギャップで人気を集めるシリーズ最新作、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』がついに公開されました!阪元裕吾監督による青春アクションエンタテインメントの第3弾。今回は、プロの殺し屋コンビ・杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)が最強の敵と対峙し、スリル満点のバトルが展開されます。日常の何気ない会話と、驚くべきアクションシーンの絶妙なバランスが光る本作は、一度観たら目が離せない!
普通の女の子のような日常を送りながら、プロの殺し屋として仕事をこなす2人の主人公が魅力。今回もその設定を活かし、ちさとがまひろの誕生日に気づきながらも、次の暗殺ミッションが迫っているというユーモラスな始まりで、観客をぐっと引き込みます。
映画の序盤では、ちさととまひろが宮崎県でバカンス気分を楽しむシーンが描かれ、和やかな雰囲気に癒されることでしょう。しかし、その日常の中で、突如として凄腕の殺し屋・冬村かえで(池松壮亮)が登場。彼が「150人殺し達成」を目指す一匹狼の殺し屋という設定には、思わずクスっと笑ってしまいますが、そこから一気にアクションが加速します。
この映画の醍醐味は何と言っても、キレのあるアクションシーン!まさにカンフー映画を彷彿とさせる格闘シーンや、銃撃戦がふんだんに盛り込まれています。特に、冬村かえでとまひろの激しい戦いは圧巻。池松壮亮のアクション演技は想像以上で、彼の体を張った演技には目を見張るばかりです。
もちろん、主演の髙石あかりと伊澤彩織もアクションに全力を注いでおり、その訓練の成果がしっかりとスクリーンに現れています。アクションが次から次へと繰り広げられるため、観ている側も息つく暇がないほどのスピード感があり、終始ドキドキしっぱなしです!
映画のもう一つの魅力は、激しいアクションの合間に見せる、2人の可愛らしい日常のやり取りです。特に、殺し屋としてのシリアスな一面と、友達同士の何気ない会話がシームレスに織り交ぜられるシーンは、シリーズファンにはたまらない瞬間。普通の女の子たちが、一瞬で冷酷なプロフェッショナルに変わる瞬間に、観客は何度も心をつかまれます。
また、ストーリーの中盤では、池松壮亮演じる冬村かえでのユニークなキャラクター設定が笑いを誘います。彼の奇抜な目的や、少しずれた感覚が、シリアスな雰囲気に絶妙なコメディ要素を加えており、観客を飽きさせません。
そして、物語は感動的なクライマックスへ。最後の戦いは緊張感がピークに達し、観客も2人を応援する気持ちでいっぱいに。特に、ちさととまひろが見せる絆は深く、彼女たちの奮闘ぶりに思わず涙がこぼれるシーンがいくつもあります。
「がんばれー!」と胸が張り裂けそうなほど、彼女たちを応援したくなる瞬間は、この映画ならではの感動です。アクション映画でありながら、友情や信頼をテーマにした心温まるストーリー展開が、さらに作品を引き立てています。