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映画 RRR

 

 

 

インド映画といえば、歌とダンス、そして熱いドラマが特徴ですが、その中でも一際輝きを放つ作品が登場しました。それが、S・S・ラージャマウリ監督によるアクションエンタテインメント映画「RRR」です。この映画は、英国植民地時代のインドを舞台に、二人の男の友情と使命が激しくぶつかり合う壮大な物語です。

 

ポスター画像

1920年、英国植民地時代のインド。物語は、英国軍にさらわれた幼い少女を救うために立ち上がったビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr.)と、大義のために英国政府の警察となったラーマ(ラーム・チャラン)の二人の主人公を中心に展開されます。それぞれの使命を胸に秘めた二人は、敵対する立場にありながらも運命的に出会い、親友となります。しかし、ある事件をきっかけに、彼らは友情か使命かの選択を迫られることになるのです。

魅力は、その圧倒的なスケール感と緻密に作り込まれたアクションシーンにあります。序盤のアクションシーンは、一人の男が怒りの暴徒に立ち向かう姿を描き、観客を圧倒します。通常の映画ならワッと大人数に取り押さえられて次のシーンへと移行するところを、「RRR」では乱闘の内部で大勢が絡まり合ったまま息の長い攻防が続きます。この息を呑む展開は観る者の期待を裏切ることなく、次はどのような手で来るのかとワクワクさせてくれます。

また、二人の主人公の堅い絆と運命の流転が、まるでカードの表裏のように巧みに展開される点も見逃せません。ダンスシーンでは、笑顔と興奮が込み上げる演出が施されており、観客を楽しませてくれます。

日本で公開されたインド映画として史上初めて興行収入10億円を超える大ヒットを記録しました。また、劇中の楽曲「ナートゥ・ナートゥ(Naatu Naatu)」が第95回アカデミー賞でインド映画史上初となる歌曲賞を受賞し、その魅力が世界的に認められました。

「RRR」は、3時間という長丁場にもかかわらず、観る者の魂を鷲掴みにするような勢いと魅力に満ちています。語りの勢いと人物の魅力、そしてアイディアが一向に落ちないこの映画は、まさにインド映画の新たな伝説と言えるでしょう。エンディングでタイトル文字が華麗に踊る姿が目に浮かぶほど、圧巻の作品です。

 

2022年製作/179分/G/インド
原題:RRR
配給:ツイン
劇場公開日:2022年10月21日

 


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