映画『バジーノイズ』は、DTM（デスクトップミュージック）を題材にした斬新な音楽表現とタイムリーなテーマ性でSNSを中心に話題となったむつき潤による同名コミックが、大ヒットテレビドラマ「silent」の風間太樹監督の手により、待望の実写映画化が実現しました。
物語は、マンションで住み込みの管理人を務める青年・清澄が、日々自分の頭の中に流れる音楽をPCで形にし、ひとりで部屋で奏でることに没頭しているところから始まります。人との関わりを避け、シンプルな生活を送る彼のもとに、上の階に住む失恋したばかりの女性・潮が挨拶に訪れます。彼女は清澄の部屋から漏れ聞こえる音楽を毎日楽しみにしていたのです。
清澄は自分の音楽を誰かに聴かせるつもりはありませんでしたが、潮が何気なく投稿した演奏動画によって、彼の世界は大きく変わり始めます。清澄と潮、そして潮の幼なじみ・航太郎とベーシスト・陸の出会いと別れ、青春の激動と成長が描かれます。
キャストには、JO1の川西拓実が清澄役を、桜田ひよりが潮役を演じ、井之脇海が航太郎役を、柳俊太郎が陸役を務めました。
「バジーノイズ」は、若者の青春映画としてだけでなく、大人世代にも心温まるメッセージを届ける作品です。音楽を通して描かれる友情や成長、そして夢の追求と達成の物語は、どんな年代の観客にも共感を呼び起こすでしょう。
主演の川西拓実と桜田ひよりは、それぞれの役柄に見事に扮し、共演者たちとの息の合った演技で観客を魅了します。また、音楽を手掛けるYaffle氏の素晴らしい楽曲は、物語の深みを一層際立たせます。
「バジーノイズ」は、夢を叶える過程や夢を持つことの素晴らしさを優しく包み込みながら、観客に勇気と感動を与える作品です。ぜひ、音楽と青春の魅力に触れるこの映画を一度ご覧ください。
2024年製作／119分／G／日本
配給：ギャガ
劇場公開日：2024年5月3日
