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映画 アイアム・ア・コメディアン

 

 

 

お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔を追ったドキュメンタリー映画「アイアム・ア・コメディアン」が公開されました。この映画は、ネットやテレビでの政治的な発言から「嫌われ芸人」「炎上芸人」と揶揄され、テレビから姿を消した村本が、スタンダップコメディを追求する3年間を描いています。

ポスター画像

村本はテレビから居場所を失った後、活動の場を劇場やライブに移し、日本全国を回りながら年間約600ステージをこなしています。さらに、スタンダップコメディの本場であるアメリカ・ニューヨークでの挑戦にも臨み、毎晩コメディクラブに立ってネタを磨いています。この映画では、彼がどのようにして新しい笑いを追求し続けているのか、その姿が詳細に描かれています。

渋谷公会堂でのライブシーンは、この映画の中でも特に印象的です。村本の演目が終わり、幕が閉まる瞬間のものすごい拍手。それに対して、幕の裏で呆然と佇む村本の姿は、まるで映画のワンシーンのようで、フィクションと錯覚するほどのリアリティがあります。

震災、原発事故、慰安婦問題、在日コリアン差別などの社会問題に取り組み、それをコメディのネタに昇華させています。彼の政治的な発言や行動は、単に挑発的なものではなく、自身の興味や疑問に対して真摯に向き合い、納得するまで考え抜く姿勢から生まれています。

アメリカに移住し、英語でネタを行いながら地道に活動の場を広げていく様子も描いています。彼の対話的な姿勢や現地での人々との出会いを通じて、彼のコメディアンとしての成長が見て取れます。

村本が「お笑いは世界一強い」と語る場面からも、その信念がまっすぐに伝わってきます。この映画は、彼の不器用ながらも志を貫き通す姿勢を描いた間違いのない傑作です。社会と自分個人の不安の中から笑いを生み出す村本の姿勢に、ただただ拍手を送りたくなる作品です。

 

2022年製作/108分/G/日本・韓国合作
配給:SPACE SHOWER FILMS
劇場公開日:2024年7月6日

 


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