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映画 シェアの法則

 

 

 

今日は、名脇役として長年活躍してきた小野武彦さんが、俳優生活57年目にして初めて主演を務めた映画『シェアの法則』をご紹介します。この作品は、2021年に「劇団青年座」によって上演された岩瀬晶子作の同名舞台を映画化したものです。

 

ポスター画像

東京の一軒家で暮らす春山夫妻は、自宅を改装してシェアハウスを始めます。年齢も職業も国籍も異なる個性的な住人たちは、互いに協力し合い、時には衝突しながらも共同生活を営んでいます。管理人を務める妻の喜代子(宮崎美子)は住人たちの母親的な存在でしたが、不慮の事故で入院することになり、夫の秀夫(小野武彦)が彼女の代わりに管理人を務めることになります。

社交的な喜代子とは対照的に、自己中心的で閉鎖的な秀夫は住民からも疎まれがち。しかし、さまざまな背景を持つ人々との交流を通じて、秀夫は少しずつ他者を思いやることを学び始めます。

キャストとスタッフ

多様な背景を持つ住人たちが織りなす人間ドラマが魅力です。個性豊かなキャラクターたちが共同生活を送る中で、互いに助け合い、成長していく様子が描かれています。特に、小野武彦さん演じる秀夫が住人たちとの交流を通じて変わっていく姿には、心温まるものがあります。

また、映画には現代社会の様々なテーマが取り入れられています。国籍やLGBTといった多様性のテーマが描かれていますが、一部の観客にはこれが少し強調されすぎていると感じられるかもしれません。

正直に言うと、映画としての面白さは少し物足りなさを感じました。どちらかというとテレビドラマのような作りで、映画としての迫力や深みがもう少し欲しかったです。しかし、演技陣の力強いパフォーマンスや、心温まるエピソードは十分に楽しめる要素です。

国籍やLGBTのテーマについては、賛否が分かれるところかもしれません。多様性を尊重するメッセージが込められている一方で、ややプロパガンダ的に感じられる部分もありました。この辺りは、観る人の価値観によって感じ方が変わるでしょう。

『シェアの法則』は、名脇役として知られる小野武彦さんが初めて主演を務めた記念すべき作品です。彼の演技を目当てに観る価値は十分にあります。多様なテーマが盛り込まれたこの映画を通じて、幸せの価値観について考えさせられるかもしれません。

 

2023年製作/106分/G/日本
配給:ガチンコ・フィルム
劇場公開日:2023年10月14日

 


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